富山の天神様とは、男の子が生まれると母親の実家から贈られる、菅原道真の掛け軸や木像のことです。高岡市など旧加賀藩の地域に伝わる風習で、毎年12月25日に床の間に飾り、翌年1月25日にしまいます。男の子が生まれて初めて迎える正月(初正月)から、毎年飾るのが習わしです。

この記事の要点

  • 富山の天神様は、学問の神様・菅原道真の掛け軸や木像です。
  • 男の子が生まれると、母親の実家から贈る風習があります。
  • 飾るのは毎年12月25日から翌年1月25日までが目安です。
  • 初正月は、天神様と一緒に男の子の写真を残す節目になります。
  • 使わなくなった天神様は、神社でお祓いを受けて納める方法があります。

目次

  1. 富山の天神様とは?
  2. 天神様はいつからいつまで飾る?
  3. 天神様は誰が贈る?掛け軸と木像の違い
  4. 天神様はどう飾る?
  5. 天神様と一緒に記念写真を撮るには?
  6. スタジオbeの場合|初正月の記念写真
  7. よくある質問

富山県で男の子が生まれると、年末に母親の実家から天神様が届くことがあります。県外出身の方にはなじみが薄く、「いつ飾るのか」「どう飾るのか」と戸惑う方も少なくありません。この記事では、富山の天神様の由来、飾る期間、掛け軸と木像の違い、飾り方、天神様と一緒に撮る記念写真のコツをまとめました。富山県内で1953年から記念撮影を続けるフォトスタジオbeが解説します。

富山の天神様とは?

▼この章の要約

  • 天神様は、学問の神様として知られる菅原道真を描いた掛け軸や木像です。
  • 高岡市など旧加賀藩の地域に、独自の天神信仰が残っています。
  • 男の子の健やかな成長と学業の上達を願って飾ります。

富山の天神様とは、男の子の誕生を祝って贈られる、菅原道真の掛け軸や木像のことです。菅原道真は平安時代の学者で、学問の神様として全国の天満宮に祀られています。天神様を飾るのは、男の子が道真のように賢く、健やかに育つことを願うためです。

なぜ富山に天神様の風習があるの?

文化庁の文化遺産オンラインの解説によると、加賀藩主の前田家が菅原道真を祖とすると伝えられていたことなどから、高岡市など旧加賀藩の地域には独自の天神信仰が残っています。富山県と石川県の多くの家庭で、今も天神様を飾る風習が続いています。

もとは長男のための飾り

天神様は、もともと長男が生まれたときに贈られるものでした。現在は、次男や三男にもそれぞれ天神様を用意する家庭や、きょうだいで1つの天神様を飾る家庭など、家ごとに考え方が分かれています。

天神様はいつからいつまで飾る?

▼この章の要約

  • 天神様は毎年12月25日に飾り、翌年1月25日にしまいます。
  • 25日は天神様の縁日にあたります。
  • 初正月から毎年飾るのが習わしです。

天神様は、毎年12月25日に床の間に飾り、翌年1月25日にしまうのが習わしです。毎月25日は天神様の縁日にあたり、飾る日としまう日がこの日に合わせられています。

初正月とは?

初正月とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月のことです。男の子は初正月に天神様を飾り、その後は毎年同じ時期に飾ります。生まれた月ごとの初正月の目安は次のとおりです。

生まれた時期 初正月 天神様を飾る期間
2026年1月〜11月生まれ 2027年のお正月 2026年12月25日〜2027年1月25日
2026年12月生まれ 2027年、または翌2028年のお正月 母親と赤ちゃんの体調を見て家族で決める

12月生まれの場合

12月に生まれた男の子は、生後まもなく初正月を迎えます。母親の体調が回復していない時期でもあるため、天神様を飾るのは翌年からにする家庭もあります。両家で話し合って決めましょう。

天神様は誰が贈る?掛け軸と木像の違い

▼この章の要約

  • 天神様は、母親の実家から贈るのが習わしです。
  • 天神様には掛け軸と木像(人形)の2種類があります。
  • 住まいの広さや飾る場所に合わせて選びます。

天神様は、男の子の母親の実家から贈るのが習わしです。年末の12月25日に間に合うよう、12月中旬までに届けることが多いです。現在は、両家で話し合って費用を分担する家庭もあります。

種類 特徴 向いている住まい
掛け軸 道真の姿を描いた軸。しまうときに場所を取らない 床の間がある家、収納が少ない家
木像(人形) 座った道真の木彫り。立体的で存在感がある 床の間や棚の上に飾れる家
コンパクトな木像 小ぶりで、リビングの棚にも置ける 床の間がないマンション・新築住宅

富山の伝統工芸の天神様

木像の天神様には、南砺市の井波彫刻など、県内の伝統工芸で作られたものもあります。地元の職人が手がけた天神様は、親から子へ受け継ぐ家宝として大切にされています。

天神様を贈られたら

天神様をいただいたら、お礼の連絡とともに、天神様と一緒に写った赤ちゃんの写真を贈ると喜ばれます。毎年同じ場所で写真を撮っておくと、成長の記録にもなります。

天神様はどう飾る?

▼この章の要約

  • 天神様は、床の間に飾るのが基本です。
  • 床の間がない家は、目線より高い棚や台の上に飾ります。
  • 使わなくなった天神様は、神社でお祓いを受けて納める方法があります。

天神様は床の間に飾るのが基本です。飾る手順は次のとおりです。

  1. 12月25日までに、飾る場所を掃除して整える
  2. 掛け軸は床の間の中央に掛け、木像は床の間の中央に置く
  3. 好みに応じて、梅の枝や鏡餅などを添える
  4. 1月25日に、晴れて乾いた日を選んでしまう

床の間がない家の飾り方

床の間がない家は、リビングの棚やチェストの上など、目線より少し高い場所に飾ります。子どもの手が届かない高さに置くと、倒したり汚したりする心配が減ります。

使わなくなった天神様はどうする?

子どもが成長して飾らなくなった天神様は、神社でお祓いを受けて納める方法があります。高岡市の射水神社では「越中天神さま送り清祓」が行われ、各家庭の天神様が奉納されています。受付の時期や方法は、神社に事前に確認してください。※要確認

天神様と一緒に記念写真を撮るには?

▼この章の要約

  • 天神様を飾っている12月25日〜1月25日が撮影の期間です。
  • 自宅では、窓からの自然光が入る昼間に撮ります。
  • 毎年同じ構図で撮ると、成長の記録になります。

天神様と一緒の記念写真は、天神様を飾っている12月25日から1月25日の間に撮ります。お正月に祖父母が集まる日に撮れば、天神様を贈ってくれた母方の祖父母も一緒に写せます。

自宅で天神様と撮るコツ

天神様と赤ちゃんを一緒に撮るときは、次の点を意識すると仕上がりがよくなります。

  1. 窓から自然光が入る、晴れた日の昼間に撮る
  2. 天神様の前に座布団やクッションを置き、赤ちゃんを座らせるか寝かせる
  3. 撮る人はしゃがみ、天神様と赤ちゃんが同じ画面に収まる位置から撮る
  4. 毎年同じ場所・同じ角度で撮り、成長を見比べられるようにする

写真館で初正月の記念写真を撮る

初正月は、男の子の生後数か月から1歳前後にあたることが多く、百日祝いやハーフバースデー、1歳の誕生日の撮影と時期が重なります。写真館で袴風の衣装や和装を着て撮影し、自宅では天神様と一緒にスナップを撮る、という残し方もあります。月齢ごとの撮影は、ハーフバースデーの祝い方と写真の撮り方や富山のバースデーフォトで紹介しています。

スタジオbeの場合|初正月の記念写真

▼この章の要約

  • 家族・きょうだいの撮影に追加料金はかかりません。
  • 赤ちゃんが泣いて撮れなかった場合は、別日に無料で撮り直せます。
  • ファボーレ店は年末年始も営業しています。

フォトスタジオbeは、株式会社ジャパンビジュアルサポートが運営する写真館です。1953年に創業し、富山県内で年間3,500件以上の記念撮影を担当しています。

年末年始の帰省に合わせて撮影

初正月は、祖父母や親族が集まる時期でもあります。フォトスタジオbeでは、ご家族・ごきょうだいとの撮影に追加料金がかかりません。2026年度の年末年始は、ファボーレ店が休まず営業し、魚津インター店は12月29日〜1月3日が休業の予定です。

赤ちゃんのペースで撮影

赤ちゃんの撮影は、授乳やお昼寝のタイミングで進み方が変わります。泣いてしまい撮影できなかった場合は、別日に追加料金なしで撮り直せます。衣装は1,000点以上をそろえています。撮影プランは誕生祝いの撮影ページでご確認ください。

よくある質問

富山の天神様はいつからいつまで飾りますか?

富山の天神様は、毎年12月25日に飾り、翌年1月25日にしまうのが習わしです。25日は天神様の縁日にあたります。男の子の初正月から毎年飾ります。

天神様は誰が買いますか?

天神様は、男の子の母親の実家から贈るのが習わしです。現在は、両家で話し合って費用を分担する家庭もあります。12月25日に間に合うよう、12月中旬までに届けることが多いです。

次男にも天神様は必要ですか?

天神様はもともと長男のために贈られるものでした。現在は、次男にも用意する家庭と、きょうだいで1つの天神様を飾る家庭があり、家ごとに考え方が分かれています。

床の間がない家ではどこに飾りますか?

床の間がない家では、リビングの棚やチェストの上など、目線より少し高い場所に飾ります。子どもの手が届かない高さに置くと、倒したり汚したりする心配が減ります。

使わなくなった天神様はどうすればいいですか?

使わなくなった天神様は、神社でお祓いを受けて納める方法があります。高岡市の射水神社では、天神様を送る清祓が行われています。受付の時期や方法は神社に確認してください。

天神様と一緒に写真を撮るのはいつがいいですか?

天神様と一緒の写真は、天神様を飾っている12月25日〜1月25日の間に撮ります。お正月に祖父母が集まる日に撮ると、天神様を贈ってくれた祖父母も一緒に写せます。

まとめ

  • 富山の天神様は、男の子の誕生を祝う菅原道真の掛け軸や木像です。
  • 母親の実家から贈り、毎年12月25日〜1月25日に飾ります。
  • 床の間がない家は、目線より高い棚に飾ります。
  • 天神様と一緒の写真を毎年撮ると、成長の記録になります。
  • フォトスタジオbeは家族撮影の追加料金なし、ファボーレ店は年末年始も営業しています。

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店舗 住所 電話
ファボーレ店 富山県富山市婦中町下轡田165-1(ファボーレ内) 076-465-1402
魚津インター店 富山県魚津市本江字中ノ坪981-1 0765-24-7785

※営業時間・定休日は店舗情報ページでご確認ください。イオンモール高岡店はファボーレ店との統合のお知らせをご覧ください。

※出典:文化庁「文化遺産オンライン」木彫天神座像・天神画像の解説(射水神社「越中天神さま送り清祓」奉納資料)

公開日:2026年11月○日/最終更新日:2026年11月○日
運営:株式会社ジャパンビジュアルサポート(フォトスタジオbe|1953年創業・富山県内)